アゲハの赤ちゃん~誰にも理解されたことのない私の趣味~
アゲハの赤ちゃん?
そう…。つまりアオムシ君。
華麗なアゲハの方ではなく、アオムシ君を育てることが好き。無心に葉っぱを食み、食べる傍から出していく。よく見ると意外と愛嬌のある顔をしている。
アオムシ君の食事はミカンやキンカンなどの柑橘系の葉っぱ。アオムシ君を育てるためにわざわざミカンの木を植えているほどだ。
そして、今年もアゲハがやって来て卵を産み付け、順調に育っている。
今朝、大切なアオムシ君に強敵が現れた。
それは蜂だ。蜂はアオムシに寄生する。寄生されるとサナギから羽化してくるのはアゲハではなく、蜂!!という残念な結果になってしまう。育ての母?としては怖いけど蜂からアオムシ君を守らなくては!!
ミカンの水やりのためにジョウロを持っていたので、初めは水で応戦。しかし、水だと一瞬は逃げて行くが、直ぐに戻って来てしまう。仕方が無い。ここは殺生するしかない。慌ててキン〇ールを取りに部屋に戻った。アオムシ君やミカンの木に薬剤がかからないように注意しながら噴射。すると、蜂は殺されては困ると遥か彼方へ飛んで行った。
「一昨日きやがれ!!」
さっきまで恐怖におののいていたが、急に強気になる私。
誰にも理解されたことのないひと夏の楽しみでした。