断捨離の意味〜捨てることにたこだわり過ぎていた〜
会社に書類を入れる大きな3段キャビネットが2台ある。
その内の1台は随分前から一番下の段が壊れ、開かなくなっていた。先日、一番上も開かなくなってしまった。
3段中2段が使えないなんて‼︎
あり得ないあり得ないあり得ない
捨てたい捨てたい捨てたい捨てたい捨てたい
キャビネットは役割を全うした。
だから処分する時がきたんだ。
ということで、処分するために他部署の男性2人を呼びつけ移動してもらうことにした。
キャビネットを台車に乗せた。
頭の中では「ドナドナ」が流れている。
キャビネットさん、今までありがとう~。
するとこの男性2人、何やらキャビネットを調べ始めた。
「応急的だけど、ここをこうすれば(説明は長くなるので省略)3段とも使えますよ!」
えっΣ(゚д゚;)
何ですって(・・?)
確かにまだ十分使える…。
断捨離して物に縛られないように過ごしたい。
そのためには、とにかく捨てるんだ‼︎
と、逆に物に縛られていたのではないか?
断捨離とは物を捨てることではなく、物と向き合うこと。
それを思い出させてくれる出来事だった。
「捨てることは簡単ですから。要らなくなったらいつでも呼んでください。」
2人は爽やかに去って行った。