へなちょこシンママの幸せ計画。

とあるシンママの雑記。

究極の強制断捨離②〜心がざわつく片付けの作業〜

続きです。

次の日からは焼け跡の中から少しでも使用出来そうな物が残っていないか発掘する作業が始まる。

ときめくかどうかなど言っていられない。
基準は使えるか使えないか。

その時、ショックという感情は全く感じなかった。人間って予想から大きくかけ離れた出来事が起こると逆に冷静になるものなのかもしれない。心が拒否するのでしょうか?何処か他人事のような気がしていた。

1週間程の発掘作業の後、業者さんに全てを撤去してもらい、実家はとうとう更地となった。

心がざわつく片付けの作業は終了。
こん◯りさんもビックリ‼︎

更地になった実家の真ん中に立ち、色々なことを思い出す。赤ちゃんの頃からの写真、卒業アルバム、大好きでずっと集めていたアイドルグッズ、見たくもない通知表、成人式で着た振り袖、母に大目玉を食らった壁の落書き、子どもの頃は怖くて夜中に1人で通れなかったトイレまでの薄暗い廊下…。

でも、不思議なことに感傷的な気持ちとは裏腹にどこかすっきりしている自分がいた。あれもこれも思い出だから、記念だからと残していたが、人間って命があれば、後はそんなに多くの物を所有する必要なんて無いな…と感じた瞬間だった。